山本とおるの本音

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2022.11.01 (火) 15:21

旧統一教会、世界平和統一家庭連合との関わりについて

山本とおるの本音
 安倍元総理の銃撃事件以来、旧統一教会と関連団体について、盛んに報道がなされています。特に政治家、中でも自民党との関わりについては厳しく報じられています。

かく言う私も、少なからず関係がありました。

 現状から言えば、9月のはじめ、当該団体と関連団体について、今後はお付き合いしないことを、窓口の方にはっきりお伝えしたところです。

 初めてコンタクトがあったのは、5年前(2017年)だったと思っています。
 とある先輩からの紹介で「ちょっと話を聞いてみないか」と言われ、2,3人の方とお会いしました。平和大使協議会と名乗られたか、家庭連合と名乗られたか、今となっては定かではありませんが、私が、分かりませんって顔をしてたんでしょう、「旧の統一教会です。」とはっきり言われたことを覚えています。
 「合同結婚式の統一教会ですか?」
と、私の認識は申し訳ありませんが、この程度でした。

 人気絶頂だった歌手の桜田淳子さんが参加して、韓国はソウルのオリンピックスタジアムで華々しく行われた統一教会の合同結婚式は1992年8月。私は、当時大学生で、巨大なスタジアムを埋め尽くす新郎新婦の映像を見て、「大変な結婚式もあったもんだな」と思ったくらいで、霊感商法や高額献金問題については、ほぼ知らないで過ごしてきました。

 こうして始まったお付き合いでしたが、ごく最初の段階で、「山本さんの話を聞かせて欲しい。どうして議員になったのか、議員の仕事ってどういうものなのか、教会の仲間に話してみませんか。」という依頼がありました。議員としては、とてもありがたい話、喜んで引き受けました。
 初めて家庭連合の教会に招待され、5、60人ほどの前で、30分ほど講演しました。
皆さん真剣に聞いて下さり、最後は大きな拍手となりました。
 その後しばらくして、(だったと思いますが)後援会をつくろうというお話を頂きました。こう言われますと議員たるもの、どうして断ることが出来ましょう?
「ぜひお願いします。(多分そんな感じだったと思います)」と答えました。

 2019年の富山県議会議員選挙では、「ぜひ使って下さい」と後援会入会名簿を頂きました。(規模についてはご容赦ください。)
 選挙の応援については、具体的にはこれだけです。運動員として事務所がどうだとか、○○して欲しいとか、こちらからお願いしたことはありません。(もちろんお金のやり取りもありません。)ただ、応援していただいている、というのは感じていました。

 こうした後援会関係のほかにもお付き合いはありました。

例えばピースロード。
世界の平和を願って自転車を乗り継ぐというイベントなんですけど、実行委員会の事務局を家庭連合の方々が担っています。
私は2019年(1年ほど違ってるかも知れません)から実行委員になっていて、自転車で一緒に走ったこともあります。そのこともあってか、昨年2021年には実行委員長を務めました。この年は、初めて新田知事が開会式であいさつされました。この問題がクローズアップされてから、よくテレビで流れてたので、一緒に映っている私を見て、「大丈夫か」と思われた方もおられたと思います。
ちなみに、私が家庭連合の事務局をやっているという噂があるようですけど、ピースロードの実行委員長と混同されているのではないかと思います。

 また、ピースロード実行委員長として、「郷土の未来を考える文化講演会」水野達夫さんの講演会に参加しました。

ファミリーフェスティバルというのに、参加しました。苦難を乗り越え、夢を追いかける青年の主張があったり、家庭連合の徳野会長の基調講演があったり、そんな大会でした。(この時の富山までの交通費を、政務活動費で充当したのですが、これは返還しました。
国会議員や著名人の講演会に参加する場合、政務活動費の活用が認められています。
ファミリーフェスティバルのケースもこれに当たるとの判断から、政務活動費の充当は適切だったと思っています。しかし、自民党議員会として、旧統一教会関連の政務活動費支出については、全てこれを返還することとしました。)

日韓友好のため、両国の間にトンネルを掘る、そんな会にも出席したことがあります。
射水市内に、新しく教会が建設された際には来賓として出席しました。
最初にお会いした2,3名の方々をはじめ、幹部の方々との昼食懇談会も、しばしばありました。

 この間、韓国との関係や少子化高齢化やLGBTの問題などについて、いろいろ議論しましたけれど、少なくとも私には、何事か政策的な点で、直接要求をされたようなことは1度もありませんでした。

 冒頭にも書いた通り、9月のはじめ、富山県平和大使協議会事務局長の鴨野守さんに、お会いし、
① 岸田総裁や自民党本部の茂木幹事長から、家庭連合との関係を断ち、今後も付き合わない事を党の方針にするとの発表があったこと。
② 家庭連合が、今もマインドコントロールや高額献金を行っている疑義が晴れないこと。
この2点から、家庭連合とはお付き合いできないことを伝えました。

 私が、旧統一教会や世界家庭平和連合とその関連団体に対する認識が足りないまま、当該団体と関りを持ったこと、また、そのことに対して支援者の皆様にご心配をおかけした事、お詫び申し上げます。

 政府・与党は、家庭連合の問題を巡り、高額寄付などの被害を救済・防止するため、新法の検討に入っています。不当な勧誘による寄付や要求を規制することが柱で、早ければ今国会に提出される方向です。

 家庭が壊れてしまうほどの寄付をしてしまう、させられてるとすればこれは問題です。実際にはどういう事が行われているのか、やりすぎではないのか、違法性や反社会的要素はあるのか、現段階では私には判断できません。
国の調査や対応を注視したいと思います。
 ただ、そうしたことが原因で、(そうしたことが原因であってもなくてもなんですが)生活が困窮している方がいるならば、しっかり救済することが必要であります。

 私には、世界家庭平和連合の信者の皆さん全員が、マインドコントロールされていて、不当な勧誘や寄付の強要をしているとは思われません。しかし、たとえ一部の狂信的な信者によるものだとしても、洗脳や高額献金の強要についての疑いが晴れない以上、団体全体としてそのように見られるても仕方がない、とも思います。

 我が国の信仰の自由が守られるためにこそ、関係者はあらゆる努力をすべきだとおもいますが、皆さんはどうでしょうか。



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