2020年4月

  • 山本とおるの本音
    2020.04.28 (火)

    新型コロナウィルス

     富山県の感染者数は、初めての感染者が報告されてから、急激に増加しました。早い段階では「霊峰立山のご利益だ」なんてうそぶいてましたけど、4月25日現在、富山県の感染者数は163名。感染者数で茨城県、福井県を抜いて全国第12位。ここ4,5日は、毎日10人ほどの新しい感染者が報告されています。政府ではこれまで進めてきた感染防止対策・経済対策をさらに進めるため、16兆8000憶円の補正予算を組もうとしています。
    富山県でも国の予算内示を受け、35億円規模(過去3番目に高い補正予算)の補正予算を急遽編成、国会での承認から間髪入れず4月28日に臨時県議会を招集して、補正予算案を可決承認するため準備が進められています。
     これに先立って23日木曜日には、富山県でも休業要請が出され休業協力金の支給について申請の受付が始まりました。当面5月6日まで。23日、24日から休業してくれる方に休業協力金を支給。
    23日の発表で!
     40名体制で臨んだ県の電話対応窓口はすぐにパンク状態。多くの皆さんからお叱りを受けました。すみません。事前説明を受けていた私も含め、確かに認識が甘かった。そのくらい多くの事業者さんが、逼迫した状況でありかつ心配してくださっている。こういうことを感じました。
    いろいろ批判や不満が出るのは仕方がない。ひとつずつ、より良いように修正する努力をしたいと思います。
     そういえば、感染者がどっちの管轄なのかを巡って、森富山市長と石井知事がぶつかってましたね。これは情けなかった。つい先日、ようやく歩調を合わせることが合意されたとか。ま、一安心なんでしょうけど。。
     さて、この新型コロナウイルスの猛威はいつまで続くのでしょうか。収束まで2,3年かかるという人。少なくとも1年という人。季節性なら夏ごろには落ち着くのではという人。それぞれです。なにせ未知のウイルスですから、どうなるのか予測がつきません。ですがこの緊張状態のまま、あと2か月も3か月も持つとはとても思えません。ある程度理屈の立った予測をして対処していかざるを得ませんよね。外出を極度に控えた状態のご家庭のストレスは、それは半端ないと思います。しかしそれ以上に医療の現場が持つでしょうか。
     例えば富山県で、連日10人程度の新しい感染者が見つかるという現状が、1か月続くとすれば、300名増えて463名に達することになります。これまでの報告データから推測して1割の方が回復したとしても、400名を超える計算になります。富山県では富山市内の総合病院での感染事例が多いため、医療の現場はもはや限界との見方もあります。そうすると、この1か月で500名の感染者が出るかも、という認識のもと対策していくことが大事だと思います。しっかり県にも問うて行きたいと思います。皆さんには、医療従事者の方々、最前線で感染の危険と隣り合わせでいながら、最善の努力をしておられる方々に敬意を払ってほしい。エールを送ってほしい。切にそう願います。
     コロナを乗り切ろうと、多くの有志が動いてくださってます。マスクや防護服の代替となるレインコートを寄付していただく。それぞれの事業者がお持ちの技術をもって、医療や介護の現場を助ける製品を開発する。飲食店はこれまでやってなかったテイクアウトサービスを始める。それを無料で運んでくれる代行サービス業者さん。本当にありがたいです。頑張ろうという勇気がわきます。
     私たちは経験したことのない危機に直面しています。そのため、恐怖にかられた人々は、生存のための本性をむき出しにしています。しかし人類は、その英知で、必ずコロナに打ち勝っていくでしょう。
    それを信じて、みんなで乗り切っていきたいものです。

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