高岡市議会議員選挙は、10月30日投開票が行われました。
27の定員を29名の立候補者が争う選挙となりました。新人が8名当選。最多得票の嶋川武秀さんは11,604票(私の票より多い(涙))と県議選並みに取られました。
すごいです。
投票率は61.74%。(前回は61.32%) 平均年齢は53.6歳となって、改選前の平均年齢(58.2歳)より4.6歳若返りました。
今回の高岡市議会議員選挙は、7月に行われた市長選挙がどう影響するのか、そこがポイントだったと思います。角田市長に近いグループが多数派を取れるのかどうか。米谷氏を応援したグループにはどういった影響が出るのか。など。
結果は、2兎を追った共産党が、2議席とも失うという予想外の結果になりました。
共産党の大ベテランである金平直巳さんは、旧高岡市議から数えて9期務められ、私が市議に初当選した時も、県議に移った時も、「頑張られや」と温かい言葉をかけて下さりました。主義主張はもちろん相いれないところがほとんどなんですけど、細かく丁寧に住民の話をお聞きになるそのやり方は、地方議員の一つの理想の姿であると思います。そういうことで、先輩議員として尊敬できる方でしたから、正直、少し残念な思いを持ちました。
さて、戦い終わって焦点は移りました。改選前は3つに分かれていた自民系会派が、選挙を跨いで一つになれるかどうか、そこがポイントでした。
先の市長選挙で、角田悠紀市長誕生の原動力となった「自民党未来創生会」の金森一郎会長。そして自民党の推薦を勝ち取った米谷氏を応援した「自民党議員会」の、同僚から信頼の厚い福井直樹直前議長。この2名が中心となって、会派届の締め切りギリギリまで、一本化に向けた交渉が行われました。
途中、ほぼ合意が得られているとの話も聞いていたので、それはいい話だと思っていたのですけど、議員それぞれの思いを纏めることはできず、結果、残念ながら、自民系議員は4つの会派に分かれることに決着したのです。
一本化に向けて、火中の栗を拾う様な事だったにもかかわらず、尽力された皆様に敬意を表します。
【自民党議員会】 8名
狩野安郎(68)⑤ 福井直樹(63)③ 坂林永喜(57)③
◎中川加津代(54)③ 藪中一夫(49)③ 〇横田誠二(41)③
山口泰祐(47)② 林貴文 (45)②
【自民党未来創生会】 8名
◎金森一郎(51)⑤ 〇本田利麻(61)③ 酒井善広(65)②
高岡宏和(56)② 中村清志(54)② 筏井哲治(44)②
田中勝文(58)① 梅島清香(38)①
【自民同志会】 3名
大井正樹(72)⑤ ◎水口清志(61)⑤ 〇曽田康司(58)⑤
【高岡愛】 3名
◎出町譲 (57)① 〇嶋川武秀(43)① 熊木義城(26)①
( )は年齢 ①,②は当選回数 ◎は会派代表者、〇は副代表
7月の高岡市長選挙では、「高岡を変えたい!」 そういう市民の強い思いが感じられました。その結果、角田市長が誕生した。高岡をしっかり変えていって欲しい!
今回の市議選もその延長線上にある意義深い選挙だったと思っています。
一本化が必ずしも良い訳ではないし、分かれてても、それぞれがしっかりとした活動ができれば、高岡はいい方向に変わっていくことだってできるでしょう。
でも一つになったほうがいいと信じ、そのために力を尽くした方々の思いを忘れてはいけないと思います。
市民の負託を得た27名の市議の方々。期待しています。
私も一緒に頑張っていきます。どうぞ、よろしくお願いします。
〇参考まで
【立憲民主・社民】
上田武 (71)⑤ ◎石須大雄(54)⑤ 〇埜田悦子(63)①
【公明】
◎新開広恵(54)① 〇山上尊士(38)①