平成24年4月8日
高岡市内を走る鉄軌道「万葉線」が、第3セクター会社の運営に移行してから、10年が経過しました。
この日、その記念式典が挙行されました。
万葉線は、加越能鉄道株式会社によって運営されていましたが、平成13年頃、加越能鉄道としてはこれ以上運営しない方針が示されました。
当時は、万葉線廃止か、存続か、激しい議論がまきおこりました。
高岡市のみならず、合併前の新湊市も議論に参加され、かなり熱い論戦だったことを記憶しています。
万葉線の存続問題の当時の議論は、今日の並行在来線問題の議論とよく似ています。
利便性の向上、マイレール意識の醸成、赤字をどう負担するか、など。
10年間、なんとか維持・存続できたのは、利用者の方々や多くの市民の支えがあったればこそ。
この10年の経験を活かして、公共交通のパイオニアとしてこれまで以上に、頑張ってほしいと思います。
最終的には、存続の方針となり、「万葉線株式会社」が設立され、なんとか10年間、維持してきた、と言うところだと思います。